散財してみてわかったこと

かしお
かしお

ほしいものを手に入れた瞬間は最高に嬉しいのに、

しばらくして「なんでこれを買ったんだろう」って思うこと、よくあるよね…

私は幼い頃から物欲が激しかった。家も裕福ではなかったため、手に入らないという現実がさらに物欲を加速させたのだ。

大人になった現在は自分で稼いだお金を自由に使えるので、「ほしい」と思った瞬間にすぐ買うことができる。

ただその「ほしい」と思って手に入れたはずのものが、その後クローゼットの奥で眠り続ける…という状態になることも珍しくない。

なぜそんなことになるのか?

答えはただ一つ、「自分の本当に欲しいものではなかった」ということだろう。

街に出るとありとあらゆる商品が魅力的にディスプレイされていて、とても価値があり輝いて見えるものだ。そして衝動的に「ほしい!」と思わせてくる。

SNSを開けばインフルエンサーと呼ばれる見目麗しい人たちが、あの手この手で色んな商品をおすすめしてくる。そんなものをずっと眺めていれば次第にサブリミナルのように頭に刷り込まれ、「あの人と同じものがほしい!」となってしまうのだ。

しかしそれは「自分の本当に欲しいもの」ではない。これを買えばあの人のようになれるとかそういった幻想に踊らされているだけなのだ。私も漏れなく、踊らされまくって散財した一人である。

今部屋の中にあるものの中で、自分が本当に必要なものは全体のうち10%もないのではと思っている。

ほしいものと必要なものは違う

そう、買うべきなものは「欲しいもの」ではなく、自分にとって「必要なもの」なのだ。

「欲しいもの」とは結局全部刷り込みなのだから、買ってもただのゴミになる。だから「今なくなったら困るもの(=必要なもの)」を自分で把握し、それ以外のものを遠ざけていけば散財することもなくなるのではないだろうか。

そんなこと言ったら経済活動の妨害になるのかもしれないが、やはりミニマリストの考え方は理にかなっていると思う。

かしお
かしお

私にとって必要なもの、なくてはならないものってなんだろう

1時間後、警察が私を捕まえにくるとしよう。その前に何としても飛行機に乗り込んで高跳びしなければならない(どういう状況だ)

さて、スーツケースに詰め込むとしたら一体何を持っていくだろうか?

  1. 最低限必要な生活用品(洗面具・エチケット用品・メイク道具・筆記用具などなど)
  2. ガジェット(スマホ・PC・タブレット類)
  3. 猫と関連用品(トイレ・ごはんなど)
  4. 服と下着(2−3日分)

上記は本当に必要最低限になってしまうが、生活家電・家具を除いてこれだけあれば生活は可能ということだ。あとは自分が好きなもの・大事なものをプラスするくらいで十分生きていけるだろう。

物を持つことで幸せになれるか

クローゼットに眠っている物たちをみれば一目瞭然だが、結局ものを手に入れても得られるのは一瞬の満足感だけである。

しかし全部が全部そういうわけでもないと考えている。

例えばiPadは読書・お絵描き・メモなど幅広く自分の時間を楽しむためのツールとして愛用しているし、天野喜孝氏デザインのワンピースは着るたびに心が踊るような気分になれる。物を使うことで自分の気持ちを上げてくれる、そんな物もやっぱり必要だと思う。(そんなにたくさんはいらないが)

だからこそ自分にとって価値ある物とは何かを知り、そのぶれない軸を常に持っていれば散財してクローゼットに物が溢れるということはきっとなくなるだろう。

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